「急にお腹が痛くなってきた…」「ハンパじゃなく胃が痛い!…」悪いのは胃か腸か、それとも…?どう対処して良いか分からずにたじろいでしまうものです。
まず、胃腸炎には大きく分けて以下の3種類があります。
・急性胃腸炎
・慢性胃腸炎
・ストレス性胃腸炎
胃炎や腸炎と聞くと、ストレスが原因と思いますよね?急性胃腸炎も、ストレスが原因でなるケースが多々あります。この胃腸炎には、自律神経が関係している?
人間は、突然の緊張したりすると、身体がストレスを感じます。ストレスを感じると、脳から自律神経へ司令が出されます。その結果、身体のあちこちに不調を来すことに…!中でも胃腸は、その影響が特に出やすい部位なんです。
体内の臓器とストレスは密接な関係にあり、その中で最も敏感なのが胃や腸で胃腸炎や過敏性腸症候群などという腹痛を発症します。私たちの体は、ストレスを感じることで消化器官のバランスを保っている自律神経に異常が来たされ、胃に負荷が掛かるという仕組みになっています。
【ストレスによる胃腸への負担】
・胃酸過多
・胃腸の動きが悪くなる
・胃や腸が痙攣する
ストレス性胃腸炎の特徴は、胃がキリキリと痛むことや、胃のもたれを感じることです。そのほか、吐き気を感じたり、胃酸がのど元あたりまで逆流したりする場合もあります。胃酸は、酸度が高いために、逆流してくると酸っぱさを感じます。
ストレスが原因とされていることから、ストレスを解消することが一番の予防法となります。仕事が休みの日は、思う存分休む、気分をリフレッシュさせることも大切です。
また、落ち込みすぎたり、クヨクヨしすぎたりすることも、神経性胃腸炎の原因となる場合があります。細かいことは気にしすぎず、気持ちの切り替えを行うことも大切と言えるでしょう。
ストレス性胃腸炎の注意点として、最も気をつけたいことは症状に対する対処や治療と向き合わないことです。ストレスを感じやすい人は特に注意してください。
・自律神経の乱れ
交感神経と副交感神経は必要なタイミングで必要な役割を担っています。それが交互に作用することで心身ともに健康な状態が保たれています。これらが乱れると、様々な面で影響を及ぼすことは容易に想定できると思います。
・胃酸の分泌が増える
副交感神経の活発化により胃酸が過剰に分泌され、交感神経の低下により胃の粘膜を保護する粘液も減ります。そのせいで、胃の炎症を起こしたり胃潰瘍に発展する恐れもあります。
・胃の知覚過敏
胃の働きに対して過剰に反応しやすくなっています。例えば少しの量を食べただけで満腹になったり、胃酸の分泌により胸やけや胃痛になってしまいます。ストレスによる神経質からなっていることが多いです。
・消化管機能の低下
胃の運動やぜん動運動の機能低下により消化不良が起きることで胃もたれやお腹の張り、吐き気や胃のけいれんなどの原因にもなるので腹痛が慢性化してしまいます。その他にも、便秘や下痢を繰り返すなどの不快感が続きます。
ストレス性胃腸炎は、薬を飲んで一時的に紛らわせても意味がありません。根本的な改善として、ストレス解消することや上手に自分と向き合うことが症状緩和につながります。